傭兵団の料理番
傭兵団の料理番 18
混迷を極めたダイダラ砦の電撃戦は 『神殿』の聖人アスデルシアの介入により、収束した。 アスデルシアは自身を東緑藍と名乗り、シュリの姉であると告げた。 シュリは、六天将の一人であるローケィに襲われて致命傷を負うが、 そんな絶体絶命の状況下で、 リュウファの7人目の人格のガンリュウも刃を向けてくる。 場が混沌とする中、突然シュリに仕込まれていた魔文により、 シュリとリュイランの母親である東翠鈴が顕現した。 その場は収まったものの、ついにサブラユ大陸やそこに住まう 人間たちの秘密が明かされることになる。 一方、ダイダラ砦電撃戦の後、シュリとリルは互いの想いを確認し、 恋人同士となった。 仲間たちとの再会、さらに異世界で出会った血を分けた 姉リュイランとの交流に喜びを噛み締めるシュリだが、 彼らはリュイランからこの大陸の隠された秘密を聞くことに。 遥か昔、何が起きたのか。大陸の外にいる『敵』とは一体何なのか。 なぜ人間はサブラユ大陸に逃げ込まなければならなくなったのか。 そして、スイリンことグリィンベルバル・『ファースト』・アプラーダが 何者で、何をしたのか、全てが晒されることに。 ダイダラ砦を出て、ようやくスーニティへの帰還を果たしたシュリたち。 しかし、シュリは自分がいなくなったことによる影響を目の当たりにした。 いい加減な仕事をしていた者、仕事を投げ出した者、 それを放置した者がいて、シュリは全員を叱りつけて仕事をさせる。 さらに調理場の秩序までもが崩壊しており、ガーンを支えるように 頼んだフィンツェとミナフェがいなくなったことを聞いた シュリは、二人を連れ戻すために再び動き出すのだった。
- 著者名: 川井 昂 著 / 四季 童子 絵
- 定価:836円(税込)
- 発売月:2024年6月
- ISBN:978-4-07460144-8
- 発行:イマジカインフォス
- 発売元:主婦の友社
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