康太の異世界ごはん 9

康太の異世界ごはん

康太の異世界ごはん 9

我が友ピスフィ・ピーダーが行方知れずとなっているのだ――。 踏鞴家給地にオープンした居酒屋の開店初日、 まっさきにやってきたミリシアから、康太に急報が届けられた。 未踏の大陸西部を調査する国家的プロジェクト『大西進』に挑んだピスフィが、 ヘカトンケイルに帰らず行方不明になってしまったのだ。 大規模な捜索隊を出そうにも、西方世界は常人の歩める土地ではなく、 頼れるのは康太と榛美ばかりだという。 もちろん、二人は安請け合いした。 西方世界に発った康太と榛美は、 あっという間に無一文になりながらも、猫人の築いた都市、 オルニャフ王国オルエドール伯領に行きついた。 城下街で康太と榛美を待っていたのは、意外な人物との再会だった。 一方ピスフィもまたオルエドールに辿り着き、 エルフの古代帝国アンノールの幼き皇女、 ネンニャ・ティエルタリオンへの接触を試みていた。 アンノールの皇族が持つとされるみわざを求めてのことだ。 首尾よく家庭教師としてドリナ宮に潜り込んだピスフィは、 ネンニャの、そしてオルエドールの根深い傷と問題に否応なく関わっていく。 チェヴァピ、ハルーミチーズ、ギバニッツァ。 エール、クラフトジン、ラキア。難民、民族主義、ジン・クレイズ。 ヒトとエルフと猫人が暮らす三重都市オルエドールで、 新たなる冒険と料理が始まる。

  • 著者名: 中野 在太 著 / 七和 禮 絵
  • 定価:869円(税込)
  • 発売月:2025年6月
  • ISBN:978-4-07-462054-8
  • 発行:イマジカインフォス
  • 発売元:主婦の友社

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中野 在太 著
七和 禮 絵

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