察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 11

察知されない最強職(ルール・ブレイカー)

察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 11

日本へと戻ったヒカルとラヴィアを、突然カメラのフラッシュが捉えた。 「東方四星」と同じマンションに偶然住んでいた新聞記者、佐々鞍綾乃との出会いである。 彼女に撮られた写真を取り上げようとしたヒカルだったが、 あまりに記者としてポンコツな彼女が気の毒になり、 写真を消すのと引き替えに「隠密」を駆使して彼女にスクープネタを渡すことにする。 それは現職の大臣と政治家秘書が絡む、大規模な汚職事件だった。 一方、ヒカルと入れ替わりにポーンソニア王国に戻った「東方四星」は ポーラと合流するのだが、こちらでも予期せぬ大問題が起きていた。 聖ビオス教導国に突如として出現した巨大な山。 そこには伝説やおとぎ話として知られていた「ルネイアースの大迷宮」 が存在する可能性があり、さらに大量のモンスターが山の外にあふれていた。 モンスターを倒すのが急務だったが、国力の衰えたビオスでは対応が難しく、 冒険者「東方四星」にも討伐隊として白羽の矢が立った。 迷宮攻略にどれほどの時間が掛かるかわからないため、 日本に戻ったばかりのヒカルたちを呼び寄せる 必要があると判断したソリューズやポーラ。 彼女たちは、「世界を渡る術」を使っているいつもの古びた倉庫に向かうのだが、 老朽化した倉庫は解体が済んでおり、 そのせいで「世界を渡る術」の実行ができなくなっていた。 そんなことが起きているなど知るはずもないヒカルとラヴィアは、 ポンコツ新聞記者の綾乃に振り回され、汚職の舞台となっている 藤野多町までやってきていた。 そこでヒカルが出会うのは、科学全盛の日本においてはあり得ないような 「神秘の山を守る生き方」に固執している老人と、 老人を恫喝している敵対勢力だった。 ヒカルは、その不器用な生き方をしている老人を救うべく行を起こす。

  • 著者名: 三上 康明 著 / 八城 惺架 絵
  • 定価:836円(税込)
  • 発売月:2022年12月
  • ISBN:978-4-07-453316-9
  • 発行:主婦の友インフォス
  • 発売元:主婦の友社

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著者情報

三上 康明 著
八城 惺架 絵

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